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南シナ海をめぐる各国のせめぎ合いが熾烈化している。
中国がこの海を“内海化”しようとの動きを鮮明にする一方、
ベトナムなど沿海諸国や日米豪印がこれを阻もうと、
連携を強め始めたからだ。
太平洋からインド洋にまたがる海域を舞台に、
中国と周辺諸国との中国・戦国時代さながらの
合従連衡のパワーゲームが本格化しつつある。

「インド企業が南海(南シナ海)で悪事の仲間に入れば、
中国は外交以外の手段も辞さないことをはっきりさせるべきだ」。
中国共産党機関紙、人民日報傘下の
環球時報(16日付)は社説でこうすごんでいる。

「悪事の仲間入り」とは、インド・ベトナム両国政府が同日、
ベトナム沖でのインド国営企業による、
天然ガス・油田開発推進で合意したことを指す。

ベトナムにとっては同国中部沖の自国領鉱区だが、
南シナ海の約8割を自国の領海と主張する中国は猛反発している。
「外交以外の手段」とは軍事力の行使を示唆したと読める。

印越間では、潜水艦隊の協力推進でも話が進んでいる。
ベトナムは中国海軍を抑止するため
ロシアからキロ級潜水艦6隻を導入するが、
すでに同潜水艦を10隻配備しているインドから
ノウハウを学ぼうというわけだ。

南シナ海が「中国の海」と化せば、次はインド洋だ。
チベット、カシミールの両高地から
背後を中国に脅かされているインドは、
陸海両面から中国に包囲されかねない。
それだけに中国の膨張抑止で印越両国の思惑は一致する。

印越合意前日の15日、米・オーストラリア両国が
外務・防衛閣僚会議をサンフランシスコで開催。
南シナ海の「航海の自由や平和と安定の維持は米豪両国の国益であり、
武力で主張を押し通そうとするいかなる動きにも反対する」と
中国を強く牽制した。

中国が南シナ海を
(自国領を意味する)「核心的利益」と公言し始めた昨年春以来、
米国の東南アジア回帰が加速している。

クリントン米国務長官は昨年7月、
「南シナ海の航行の自由は米国の国益」と述べて
関係諸国の調停役を買って出る一方、
翌月には空母を同海域に派遣してベトナムと軍事交流を行った。

米国は今年6月、ワシントンで開いたフィリピンとの外相会談で
「米比相互防衛条約を南シナ海での有事にも適用し、
比軍の装備増強を支援する」ことでも合意した。
南沙(英語名・スプラトリー)諸島の領有権を
中国と争うフィリピンの背中を押した形だ。

今月9日には日比間初の海洋協議が外務省で開かれ、
両国が東シナ海や南シナ海問題で連携を強めることで合意した。

対する中国は
“アメ(経済支援)とムチ(軍事力や経済制裁)”を駆使して
周辺諸国を分断、対中包囲網形成を阻もうとしている。
先月末訪中したアキノ比大統領には、
5年間で総額600億ドル(約4兆6千億円)への貿易倍増やし、
130億ドルの対比直接投資(フィリピン側情報)などの協力を
提示した。
4月の温家宝首相のマレーシア、インドネシア訪問でも
同様の手法を用いている。

約2300年前の中国戦国時代。
西方に台頭した「秦」は、
東の「斉」や南の「楚」などの対秦6カ国連合(合従)を、
秦と各国の個別同盟(連衡)によって分断、全国を統一した。

中国の戦略は秦の「連衡」に相当するが、
今回の「合従」の“総元締め”は米国だけに、前途は楽観できない。

南シナ海が中国の内海化すれば、次は東シナ海である。
太平洋とインド洋をつなぐ“隘路”南シナ海の帰趨は、
今世紀の世界覇権の行方を大きく左右する。
日本も腹をすえてこの問題に取り組む必要がある。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110924-00000088-san-int



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