HOME   »   スポンサー広告  »  スポンサーサイト情報:中東・イスラム  »  カダフィ御殿突撃部隊のホントの顔
RSSフィード iGoogleに追加 MyYahooに追加
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カダフィ本拠を狙って奇襲をかけた特殊部隊の中核はアルカィーダ。
CIAが手配したテロリストが、
その反カダフィ部隊の領袖という皮肉。


ペペ・エスコバルという、
世界の戦争現場を飛び歩くジャーナリストがいる。

イラクにもアフガニスタンにもパキスタンにも行って、
今度はリビアの内幕を描いた。
ぺぺはブラジル人、あの北部同盟のマスード司令官にも
暗殺の三週間前にインタビューしており、
世界的ベストセラーとなった著作も三冊ほどある
(いずれも本邦未訳)。

そのぺぺがリビアの内戦の内幕、
とりわけ「カダフィ打倒」「リビア解放」を叫ぶ、
反政府武装組織の中核がアルカィーダであり、
政権掌握後、かれらはNATOに牙を向けるだろうとする分析を
展開した(アジア・タイムズ、8月31日付け)。

反カダフィ武装組織は二月頃、にわかにベンガジに登場し、
リビア政府高官らが陸続と
カダフィ体制を批判するグループを糾合する「国民評議会」入りした。
この暫定政府は、西側の承認を得ているとはいえ、実態は「野合」。
組織とはまだいえない。行政は末端に徹底しておらず、
そもそも資源大国リビア国内のガソリン不足さえ、解決できない。

サルコジは別の思惑で国民評議会をテコ入れし、
NATOは「人道的支援」などと言って、戦後の石油利権をおさえる。
中国はカダフィに入れ込んでいたため、
戦後の石油利権から弾かれるだろう。

まさにカダフィそのものが言ったように、
現在のリビア内戦は「外国勢力がリビアの資源を狙った戦闘」
つまりグレート・ゲームのリビア局地戦である。

カダフィに忠誠を誓う特殊部隊と外国傭兵は
まだ地下に潜って戦いを続けている。
カダフィの家族はアルジェリアへ脱出したことが確認された。
しかしカダフィと息子達の行方はようとして入れず、
出身部族の聚落へ潜り込んだ可能性がある。

それはともかく。
反カダフィ軍事組織の中核はLIFG(リビア・イスラム戦闘集団)。
そのボスは、アブデル・ハキム・ベルハジ(以下、ベルハジとする)。

ベルハジは1966年リビア山岳地帯ベルベル族の聚落で生まれ、
十代でジハードのためにアフガニスタン入りした。
1980年代、アフガニスタンでソ連と戦う軍事訓練を受けてきた。
911テロ事件以後はパキスタンへ移動し、さらにイラクへ移る。
ここでアルカィーダのザワヒリならびに
イラクの反政府シーア派過激セクトの領袖=ザルカイらと
親交を結び、中東各地に転戦した。

CIAは「テロリストの大物」に成長したベルハジの行方を追跡し、
2003年マレーシアで身柄を拘束した。
その後、タイの秘密収容所に収監し、
取調べの後、「おみやげ」としてCIAはカダフィに送還した。
六年後、カダフィの次男サイフは、
ベルハジと秘密取引ののち、釈放した。

これらの「交換」は秘密情報を含むためか
CIAは理由を公開しておらず、ぺぺも、推測材料を提供しない。
西側にスパイ交換があるように、当事者同士は、交渉の条件を、
いくつかのカードで成立させることはよく知られる。

さて釈放されたベルハジが問題だった。
 
かれはLIFGの領袖におさまり、反カダフィの戦闘を指揮し、
途中で国民評議会の軍事作戦を指令する、
アブデル・ファタ・ユーニスが邪魔になると、さっさと暗殺する。

ユーニスはNATO軍と協力する軍事作戦のトップだったが、
もともとがカダフィ体制の特殊部隊を率いた人物で、
ベルハジらの敵だった。

8月23日、トリボリのカダフィの本拠が奇襲作戦で崩壊した。
表向きは反政府ゲリラの突撃と言われ、
ニュースの画像に出てくるのは素人の、にわか兵士ばかり。
 
実態はNATOの空爆の支援のもと、英国特殊部隊が主導した。
あたかも日本軍の破竹の進撃に山奥へにげた蒋介石軍だったのに、
フライングタイガーという「志願兵」を偽装した米軍によって
殲滅から免れ、かわりに日本軍は
湖南省の山中に三万近い犠牲を出したように。

しかしカダフィ本部突入は表向きの看板は、
「トリポリ・ブリゲート」と呼ばれ、
米国で二ヶ月の特訓を受けた構成員が中核とされたが、
実態はベルハジ率いるLIFGが敢行したのだった。


http://melma.com/backnumber_45206_5275646/


関連記事
NEXT Entry
中国人の海外移民とキャピタルフライト
NEW Topics
太子党内に党派党争あり
イラン金融機関を国際送金ネットワークから排除へ
中国ジニ係数、0・5を超えて最悪
ベトナム、中国に反撃 南沙諸島の寺院修復、僧侶派遣へ 警備艇も配備
宇宙のインフラ輸出推進 JAXAと連携、衛星売り込み
温家宝首相の最後の会見は爆弾だらけ
対米サイバー攻撃は「中国軍の主力作戦」 米議会報告
核兵器開発を巡って米朝が不可解な合意 北朝鮮の狙いは本当に食糧獲得だけなのか?
米軍後ろ盾、資源開発 フィリピン、強気の南シナ海 中国反発、高まる緊張
NASAネット侵入13件 機密情報の閲覧可能状態、アドレスは中国
RSS:最新ニュース&論評
プロフィール
全記事表示リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
QRコード
QR

Page Top
CALENDaR 12345678910111213141516171819202122232425262728293031
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。