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政治改革に失敗すれば、中国はふたたび文革の悲劇に直面する。
温家宝首相、最後の記者会見で党内の守旧派をあからさまに攻撃。


凄まじい内容の記者会見なのである。
 
ところが日本のメディアを読む限り、その空気はまるで伝わらない。
産経は解説面でくわしく権力闘争の闇を照射したが、
日経は小さく温首相会見の要点をまとめているだけ。
読売と朝日が薄重慶市党書記批判と
同市副市長だった王立軍の取り調べ厳格化に言及した、
温首相会見を報じているが、大きな見出しでもない。

対照的に英誌フィナンシャルタイムズ、
米紙ヘラルドトリビューンは一面トップ記事。
とくにFT紙は、「温首相、守旧派を攻撃(attack)」、
という語彙を用いている。

何があったか?
 
全人代最終日(3月14日)に記者会見に応じた温家宝首相の
「独演」と「「毒舌」は三時間以上も続いた。
 
会場には内外記者団がぎっしりとなった。

「政治改革が進まなければ
中国は文革の悲劇に再度、見舞われるだろう」と彼は警告した。
「とくに党と国家の制度改革」と曖昧な表現が示唆するのは
「民主化」のことである。
胡耀邦の名前をださなかったが、温の心中には胡耀邦がある。

「四人組を排除し、改革開放に努力してきたといえども、
依然として封建的制度が残存しており、
このまま改革を加速しなければ、あの文革の悲劇がやってくる」
 
この温の発言が意味するところは党幹部の腐敗、汚職、
そして貧富の差の拡大が民衆に共産党への怨念を植え付け、
やがては鋭角的対立から社会騒擾へ発展する危険性を指摘したのだが、
一種の予言とも取れる。


▼しかし「改革」を獅子吼しても党内は失笑するだけ

そして重慶書記が繰り広げた「毛沢東万歳」「革命かを唱え」という、
アナクロな政治キャンペーンを温家宝首相は明瞭に非難した。
「生産と分配が不公平であり、誠意と信頼を欠いており、
経済改革はいくぶん進捗したかも知れないが、
汚職と腐敗はなくならず、このため政治改革が遅れている」。

「王立軍事件は厳格に取り調べる」とも発言した。
これも薄き来への牽制という解説が多いが、
じつは薄き来の失脚があきらかな状況なのに、
全人代に薄書記が登壇し、にこにこ笑い、
そのうえ会期中に記者会見に応じて
「悪い部下を使った」などと責任を転嫁した。

人民大会堂の壇上では
徐才厚(上将。軍事委員会副主任。江沢民派)と意図的な握手をして、
まだ党内高層部では薄を庇護する勢力があることを見せつけた。
そのことへの牽制球を温発言には含まれた。

「民主化はは、どういう行程か?」との問いに
「鳥炊村の民主選挙がモデル」と賞賛し、
暗に広東省書記の王洋を擁護したが、
具体的な党改革のプログラムや、リーダーシップ改革の内容には触れず、
「いずれ歴史が結論を出すだろう」と温家宝は記者会見を結んだ。

とはいえ、党内で温家宝首相の立場は孤立しており、
あるいは喧しい「カイカクヤ」と疎んじられ、
「いつも五月蠅(うるさ)いことをほざくジィさん」
としか認識されていない。
これも悲劇である。
だから悲劇は倍加する。


http://melma.com/backnumber_45206_5516026/


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